読書感想文 16歳の語り部
どこで知ったかわかりませんが、以前から読書メーターの読みたいリストに入れていた本です。
図書館で見つけたので借りてきて、昨日読み終わりました。
東日本大震災当時小学5年生だった子どもたちが語り部となって、
東日本大震災を語り継ぐという内容。
以下、ネタバレ含みます。
(ただの書き殴りです)
まず未災地という考え方になるほど!と感じた。
震災を含む災害は日本にいればどこでも起こる可能性はあるという言葉。
未災地が被災地に変わったときに亡くなる人、負傷する人が少しでも減るように語り継ぐとの言葉に力強さを感じた。
長崎県出身の自分は戦争について毎年色々と言われてきた。
戦争は語り継いで起こさせないようにできるかもしれないが、
災害を発生させないのは不可能。
明日震度7の地震が高槻を襲うかもしれない。
そうなったときいかに自分や周りの人が減災することができるか。
それまで、しっかり毎日を刻むことができるのか?
被災した当時子どもでもなく大人でもない11歳の彼らが語った言葉に涙した。
11歳というのはできる事は限られてるが全くできないわけではない。
思ったほど現実を受け止められない訳でもない。
でも、大人には話せない、自分たちで消化するべきことがある。
子供達に僕らができるのは見守ることだけ。
災害に対してできるのは正しい知識で免災、減災すること
最後の
ただいまと聞きたい声がきこえない
という震災2か月後に子供たちが書いた俳句。
防災でしっかりただいまを言おうと思う。